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食べる機能を支える口腔リハビリ

訪問歯科
2020年12月28日
高齢化に伴って口腔内にトラブルがある人も多くなってきました。特に加齢に伴って食べる機能を失ってしまい、十分な栄養を取れなくなるだけでなく、二次的な問題を引き起こしているケースは増えてきています。その対策として口腔リハビリという言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。ここでは口腔リハビリの意味や意義について詳しく解説します。
口腔リハビリとは何か
口腔リハビリとは口腔内で起こったトラブルや加齢に伴って失われてしまった機能を取り戻すためのトレーニングです。口腔機能にも色々なものがありますが、口腔リハビリで典型的なのは摂食嚥下障害の対策です。食べようとしてもうまく噛めなかったり、飲み込めなかったりしてついには吐き出してしまうなどのトラブルがよく起こっています。食事は人が生きていく上で欠かせないものなのでリハビリによって改善して健康を維持できるようにすることが目指されています。また、歯が抜けてしまったり、舌やあごの機能が低下したりすることで言語障害が起こることも少なくありません。会話を流暢に行えるようにするためのトレーニングも口腔リハビリとして実施されています。

病院では口腔リハビリテーション科を設けて主に高齢者の通院治療を行うことも多くなりました。それほどに口腔の機能低下が大きな問題になっているのが現状です。

高齢者の窒息事故の原因の約半数は食べ物
口腔リハビリの重要性は高齢者の窒息事故の原因からもはっきりと示されています。統計調査によると高齢者が窒息をした事例の約半数が食べ物に由来していることがわかっています。嚥下機能の低下によって、口の中に入れた食べ物をうまく飲み込めずにのどに詰まらせてしまって窒息するというのが典型的なパターンです。お正月が近くなるとお餅をのどに詰まらせないように注意しましょうというアナウンスが広がることも多くなりましたが、お餅は粘性が高いので詰まるリスクが高いので特に気を付けなければなりません。しかし、実際にはパンやこんにゃくゼリーなどを詰まらせてしまっているケースもあり、日常的な食事でも十分な注意が必要になっています。

加齢とともに食べる機能は衰えていく
食べる機能が加齢とともに低下してしまうことは否めません。嚥下機能だけでなく咀嚼機能も衰えていってしまい、だんだんと食べることが億劫になってしまうでしょう。ただ、機能の低下を受け入れてしまっては健康的に生きていくことができなくなるリスクが高まります。生活の質を向上させるためにも加齢による機能低下に抗っていき、いつも安全かつおいしく食事をすることを目指して取り組んでいくのが大切です。口腔リハビリはその一つとして重要な位置付けになっています。

楽しい生活を送るためには歯をだけではなく口腔機能も大切にしよう
年齢を重ねてからも楽しい生活を送れるようにするためには心身ともに健康な状態を維持することが大切です。口腔機能が十分に良好な状態を保っていくことは食事を楽しむだけでなく、日常生活を総合的に良いものにする効果を期待できます。特に咀嚼機能の重要性がよく指摘されるようになってきました。自分の歯で噛むことであごを鍛えられることに加え、その刺激が脳にも伝わって脳の機能を活性化させることがわかっています。歯を大切にしていつも元気に噛めるようにする必要性を認識しておきましょう。デンタルクリニックでは自分で噛めることを重視した治療をしています。仙台市では訪問歯科も利用できるので、クリニックに行くのが難しい人も気軽に診療を受けられます。

口腔リハビリと合わせて歯を生かしていこう
口腔リハビリによって失われてしまった口腔機能を取り戻すのは楽しく生きていけるようにするために欠かせません。さらに自分で噛めるようにするために歯の健康を維持することも重要になります。仙台市では訪問歯科を利用して気軽に歯を生かせる環境を整えられます。今後もずっと健康に生きていくために訪問歯科の利用を検討してみましょう。

掲載情報についてのご注意

信頼性の高い情報発信に努めておりますが、病状などは個別のものになりますので、皆さまに同じように当てはまるものではございません。掲載内容はご参考程度にとどめて頂き、実際の診査・診断については医療機関を受診し検査等を受けて下さい。