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摂食嚥下リハビリとは?嚥下障害の症状やリハビリについて
訪問歯科
2022年2月22日
加齢や病気によって飲み込む能力が低下してしまうと食事を安全に楽しむことが出来ません。特に自宅で介護をしているときには嚥下障害が起こり始めたときにどこに相談すればいいのか?悩んでいる方も多いのではないでしょうか?ここでは嚥下障害の症状や、障害が起こってしまったときのリハビリについて紹介します。症状に気付いて早めの対策をできるようになりましょう。
嚥下障害によって生じる主な症状
嚥下障害になってしまったときに生じる症状は、様々です。よく知らないと判断が難しく、見逃してしまうこともある為、典型的な症状を知っておきましょう。嚥下障害でよく起こる症状
☑食事中にムセたり・咳が出てしまう☑痰が絡み常にゴロゴロしている
☑つば(唾液)が呑み込めず口から出してしまう
☑食事に疲れてしまい最後まで食べる事が出来ない
etc…
摂食嚥下と嚥下障害
摂食嚥下とは目の前にある食べ物を認識してから口に入れて咀嚼し、飲み込んで胃の中に入れるまでの動作を指します。人が食事をするときに当然のように行っているのが摂食嚥下ですが、摂食嚥下に関連する機能障害が発生すると一連の動作として行えなくなってしまいます。摂食嚥下の動作は先行期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期の五つに分けて考えられます。先行期は食べ物を目で認識する段階で、目や脳の機能と大きく関連します。食べ方を判断したり、唾液を分泌させます。準備期は食べ物を口に中に入れて嚙む段階です。飲み込みやすい形状(食塊)にまとめます。口腔期には口に中に入っている食べ物を喉に送り込みます。そして、咽頭期では食べ物を気道に入らないようにしながら食道に送り込み、食道期では食道を通して胃の中に食べ物を送ります。これらの動作が協調的に起こることで摂食嚥下を滞りなく行えるのが基本です。嚥下障害はこの5つの段階のうち1つ以上に支障が生じていて、食べ物が安全に食べられない状態を指します。
摂食嚥下リハビリとは
摂食嚥下リハビリとは上記の様な嚥下障害が発生している原因に応じて訓練をして本来持っている摂食嚥下の能力を取り戻すための取り組みです。嚥下には唇や頬、下や顎などをしっかりと動かせることが重要になります。丈夫できちんと噛める歯も不可欠です。その為リハビリ内容は入れ歯の調整から口腔体操、実際の食べ物を使った訓練まで様々です。訪問歯科では摂食嚥下リハビリに加えて、歯の検査と治療も行うことで良好な口腔環境を保つように対応しています。自宅で摂食嚥下の訓練を受けながら、歯の健康も同時に促せる点で魅力が大きいサービスです。自宅介護をしているときには予防も兼ねて早めに相談すると良いでしょう。
嚥下障害の対策を訪問歯科に相談しよう
摂食嚥下の機能が低下してしまうと嚥下障害になり、食事をするのがとても大変になります。歯の健康を保ちつつ、摂食嚥下リハビリを行っていけば予防することも改善することも可能です。しかし、摂食嚥下の治療には専門的な知識が必要な為、嚥下に詳しい訪問歯科に相談する事がおすすめです。訪問歯科に相談すると歯の検査をして健康状態を定期的に調べながら、摂食嚥下リハビリも実施してもらえます。介護では特に助けになるサービスなので、少しでも不安があるなら早めに相談しましょう。掲載情報についてのご注意
信頼性の高い情報発信に努めておりますが、病状などは個別のものになりますので、皆さまに同じように当てはまるものではございません。掲載内容はご参考程度にとどめて頂き、実際の診査・診断については医療機関を受診し検査等を受けて下さい。