お悩み相談
りらく世代の歯科相談室
57歳 主婦 女性
第6回 要介護・支援認定者に訪問歯科診療を！
外出が困難な家族に歯科医療を受けさせたい…。そんな悩みをお口のプロが解決！
同居している父は85歳で、足腰が弱く要介護の認定を受けています。歩くのも大変なので、散歩や通院など、なかなか外出ができません。そんな父が、痛みが出るからか最近入れ歯をしたがらなくなり、食が細くなって困っています。残っている歯も歯磨きをさせるのが大変ですし、むし歯も心配になってきました。通院が困難な父に何とか歯科治療を受けさせたいのですが、どうしたらよいでしょうか？
歯医者に通院しなくても 治療が受けられる！
「食べること」は生の源。ものを噛んで食べると、栄養を摂取するだけでなく、元気や生きる意欲が湧いてきます。相談者のお父様も、歯や入れ歯の痛みや不具合を取り除くことにより、以前の様に食事を楽しめると嬉しいですよね。そこでお勧めなのが、治療が必要な方のお宅に歯科医が伺う訪問歯科診療です。お口の悩みを自宅で解決 訪問歯科はメリット満載
訪問歯科の対象は、要介護・要支援の認定者や入院患者です。主治医やケアマネージャーに容態・持病を確認の上、歯科医師・衛生士がご自宅などに訪問します。ポータブル医療セットを持参しますので今回ご相談の入れ歯調整はもちろん、むし歯治療、レントゲン撮影などクリニックと同様の治療が可能です。気になる治療代も、通常の医療保険または介護保険で受診するのと同じです。訪問歯科では、該当部位の治療だけでなく、口腔ケア（口の中をきれいに保つメンテナンス）も一緒に行うことで、口臭が原因の部屋の不快なにおいを軽減することもできます。また口腔ケアのプロですから、頑固な口内炎でお悩みの方、胃ろうが入っている方、むせが多く誤えんの心配がある方、食べこぼしが多い方へのアドバイス、リハビリなどもおまかせです。訪問診療に対応した歯科医院かケアマネージャーにぜひご相談ください。
掲載情報についてのご注意
信頼性の高い情報発信に努めておりますが、病状などは個別のものになりますので、皆さまに同じように当てはまるものではございません。掲載内容はご参考程度にとどめて頂き、実際の診査・診断については医療機関を受診し検査等を受けて下さい。
