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訪問歯科の費用は?訪問歯科は保険適用が可能
訪問歯科
2020年6月30日
患者様の自宅や介護施設などに歯科医が訪問して診療を行う訪問歯科ですが、どれくらいの費用がかかるのか気になっているという人も多いのではないでしょうか。
訪問歯科は保険の適用がありますが、条件を満たしていないといけません。
この記事では、訪問歯科で保険適用されるための条件や診療の内容までご紹介いたします。
訪問歯科は保険の適用がありますが、条件を満たしていないといけません。
この記事では、訪問歯科で保険適用されるための条件や診療の内容までご紹介いたします。
訪問歯科で受けられる診療内容は?
訪問歯科は歯科医師や歯科衛生士が患者様の自宅や介護施設まで往診するというものですが、診療内容は普通に歯科医院に通うのとほぼ一緒で虫歯や歯周病の治療と予防はもちろん、入れ歯の調整なども行っています。また、訪問歯科は通院するのが難しい患者様が対象であり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)などのリスクが高い人が多いため、誤嚥性肺炎の予防に力を入れているケースも多いです。
訪問歯科で医療保険は使える?
訪問歯科を利用する上で気になるのが、保険適用なのかどうかということではないでしょうか。訪問歯科でかかる費用は、歯科訪問診療費・検査治療費・居宅療養管理指導料の合計です。
訪問歯科であっても医療保険や介護保険の適用があり、患者様の自己負担額は1割から3割なので、訪問歯科だからといって費用に大きな差は無いと言えます。
大きな違いがあるとすれば、訪問診療料と居宅療養管理指導料ではないでしょうか。
訪問診療料は最大で1,100点なので、1割負担であれば1,100円の負担が必要ということです。
介護保険での算出方法ですが、居宅療養管理指導は最大で865円が負担となります。
また、月の上限額が2,442円と定められています。
したがって、月に何度訪問歯科を受けたとしても居宅療養管理指導料に関しては2,442円を超える費用の負担はありません。
交通費の設定は診療費とは関係ない部分なので歯科医院によって異なります。トータルでいくらぐらいになるのかを事前に歯科医院に確認しておくとトラブルは防げます。
保険が適用される条件とは?
訪問歯科では保険適用されますが、すべての人で適用されるのではなく、保険適用には条件が存在します。訪問歯科で保険適用されるためには、まず往診してくれる歯科医院から診療を受ける場所までの距離が半径16km以内である必要があります。
半径16kmを超える場所に往診して貰う場合は、保険が適用にならず自費診療になるので、保険適用で訪問歯科を受けたい場合には自宅や施設の近い場所にある訪問歯科に対応している歯科医院を探さなければなりません。
ただし、16kmを超える場所の歯科医院からの訪問であっても、例外的に保険適用となる場合があります。
例外的に保険適用となるのは、16km以上の距離の歯科医院でないといけない絶対的な理由がある場合です。
具体的には、訪問歯科診療を依頼できる歯科医院が16km圏内に存在していなかった場合や、16km圏内の歯科医院が不在など何らかの理由によりお願いすることが出来ないなどといったケースです。
16kmを超える歯科医院に依頼する場合は、事前に歯科医院に保険適用になるかを確認するといいでしょう。
口腔ケア講習会を無料で開催しています
訪問歯科を行っている宮城県仙台市のイノマタデンタルクリニックでは、口腔ケア講習会を無料で開催しております。一般的には、口腔ケア講習会はデイケアサービスなどで訪問歯科と一緒に行われることが多いですが、歯みがきやうがいの方法などといった基本的なところから介護者の理解も重要な様々な講習を受けることが出来ます。
口腔ケア教室をレクリエーションとして行っている施設も多く、楽しみながらお口の健康を守ることが可能です。
訪問歯科は事前に確認と相談を
訪問歯科は一般的な通院での診療とほぼ同じ治療や予防を受けることが出来ますし、保険の適用も可能です。しかし、保険の適用には条件が定められていますし、歯科医院ごとに定められている交通費などもありますので、事前に歯科医院に確認と相談をすることが大切です。
介護施設などでは口腔ケア講習会などをしてもらえるケースがあるので、相談してみるといいでしょう。
掲載情報についてのご注意
信頼性の高い情報発信に努めておりますが、病状などは個別のものになりますので、皆さまに同じように当てはまるものではございません。掲載内容はご参考程度にとどめて頂き、実際の診査・診断については医療機関を受診し検査等を受けて下さい。