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リラックスして受けられる痛みのない歯科治療
鎮静療法
2020年8月28日
「歯は痛いけど…治療をする方がより痛く感じるからなかなか歯医者に行けない…。」そんな方が近年増えていると言われています。しかし近年、痛みに対する恐怖心を和らげて治療をする方法として静脈内鎮静法というものがあるのですがご存じでしょうか?似たような方法に全身麻酔がありますが、これとは異なります。
ここでは、静脈内鎮静法の内容や注意点などを説明していきます。
ここでは、静脈内鎮静法の内容や注意点などを説明していきます。
静脈内鎮静法とはどのようなものか
気が付いたら終わっていたというような痛みのない歯科治療として注目されているのが、静脈内鎮静法です。これは静脈に鎮静薬を点滴し、患者が少しずつ眠くなった状態、意識が薄くなる状態となったところで治療をするというものです。治療中は、患者の状態を常に把握するために血圧などをモニターで確認します。全身麻酔では完全に意識がなくなり、患者は治療の記憶もなくなる場合が多いのですが、静脈内鎮静法ではわずかながら記憶は残ることになります。無痛治療であるため痛みの心配はなくなり、人によってはうたた寝気分で気持ち良ささえ感じることもあると言われています。
静脈内鎮静法に向いている人やオススメできる人
静脈内鎮静法は、誰にでもオススメできるというわけではありません。オススメできるのは、歯科治療を極度に恐れたり不安に感じている人です。上述の通り、鎮静薬によって感覚を鈍らせるので痛みへの感じ方も鈍くなっていきます。ウトウトとしている間に治療が終わってしまうので、痛みに耐えられるか不安と思っている人に向いているのです。また、嘔吐反射の強い人にも向いています。器具を口の中に入れた際に、えづいてしまう人であっても感覚が鈍っていることで口の中にものが入ってきたことを感じずに済みます。
歯科治療と言っても行われることは症状などによって異なりますが、例えば虫歯を削ったり神経を抜くような処置でも終了まで嘔吐反射が起こる可能性は高くはありません。
静脈内鎮静法で気を付けること
痛みのない歯科治療を実現するために必要な静脈内鎮静法ですが、事前に注意しなければならない点があります。まずは治療前の食事制限があることです。治療前に食事をしてしまうと、いくら静脈内鎮静法で鎮静効果を得ていても食べたものを吐いてしまったり誤嚥につながる可能性があります。ただし、治療中は口を開けたままの状態となるため事前に十分な水分補給は必要です。また、治療後に車の運転はできません。全身麻酔ではないといっても鎮静薬の効果は人によって異なります。そのため、鎮静効果からの回復が早い人もいれば遅い人もいるのです。
回復が早い人でも、完全に意識が回復するまでは時間がかかるとされていますので家族などに送迎をしてもらうか、公共交通機関を利用することが大切です。さらに、仕事などで重要な判断が求められる行為も禁止されています。
上述の通り意識がはっきりするまでには時間がかかりますし、場合によっては朝早い時間帯に治療を受けてもその日の夜までボーっとしている可能性もあります。そのような状態で仕事をすると、正常な判断ができなくなることもあるためできる限り仕事は休むなどして安静に過ごす必要があります。仕事だけでなく、運動や飲酒も避けなければなりません。
仙台市で静脈内鎮静法をお考えの方へ
仙台市には、静脈内鎮静法を行っている歯科が多くあります。痛みのない歯科治療が行えるため、費用の面で心配することもあるかもしれませんが歯科の中には保険による治療に適応しているところもあるため、事前に確認をすると良いです。静脈内鎮静法を受ける前に
このように静脈内鎮静法によって痛みのない歯科治療を行えるため痛みへの恐怖がある人などにおすすめです。しかし、治療前後には生活をする上でいくらか制限が課せられます。それを破ると適正に処置ができない可能性もありますし、そもそも処置自体をその日に行えないかもしれません。そのため、注意点をしっかりと守り快適に治療してもらえるように事前に把握すべき点はきちんと確認をすることが大切です。掲載情報についてのご注意
信頼性の高い情報発信に努めておりますが、病状などは個別のものになりますので、皆さまに同じように当てはまるものではございません。掲載内容はご参考程度にとどめて頂き、実際の診査・診断については医療機関を受診し検査等を受けて下さい。